【Hearthstone】3月のランク戦仕様変更について公式が声明発表。厳しい声も
オンラインカードゲーム『Hearthstone』の2018年3月におけるランク戦の仕様変更が説明なく行われたことについて、先ほど公式サイトのフォーラムにて運営チームからの声明が発表されました。
今回の仕様変更によって(特に3月は選手権のかかった月だったため)、ある一定のランク帯のプレイヤーが良くも悪くも影響を受ける結果となり、ランクシステムの信頼性が問われているようです。
今回の流れ
2018年3月のランク戦において、異常を感知したレジェンド帯のプレイヤーからは「明らかにランクの変動がおかしい」「中旬は順位がめちゃくちゃ変動したのに月末には全然上がらなくなった」という声が続出していました。
とある配信者の情報によると、時系列的には以下の通りです。
- 3月15~20日辺りにランクの変動が急に激しくなった
- ~3月27日?は普通に戻った
- 28日以降ランクの上り幅が急激に下がり、どれだけ勝っても少しずつしか上がらない状態に
そして4月3日、上記の異常な変動幅の”ゆれ”について運営チームからの声明が発表されました。
この度、レジェンド帯におけるランク戦プレイの仕様について変更を行ったにもかかわらず、その情報の開示が不十分であったことをお詫びするとともに、かかる仕様変更の内容について改めてご説明します。
2018年3月シーズンのコンペティティブ・ポイントを獲得するために、最低30試合を行うことが必要という条件を追加した際、同時に、各試合がより有意義なものと感じられるよう、各試合後のランクのレーティングの変動の度合いを増加させる変更を加えました。これらの変更の結果、私達の目標は達せられました——達成できたランクを落とさないで済むようにと、プレイを控えていたレジェンド帯のプレイヤー達が再び活発にランク戦プレイを行うようになり、勝敗に従いランクは大幅に上下しました。
しかしシーズン末期においては、ランキングの変動幅が大きいと、一定のランクを狙っているプレイヤーにとってはかなりフラストレーションが溜まる環境になるでしょう。私達はこれを避けるため、試合後のランクのレーティング変動度合いの変更を、数日前に通常のレートに戻しました。(後略)
プレイオフがかかった時期だけに・・・
Hearthstoneには”ハースストーン・コンペティティブ・ポイント”(以下HCポイント)という月々のランク戦の成績によって得られるポイントがあります。運営会社であるブリザード・エンターテインメントが開催する規模の大きい大会に出場できるかどうかはこのHCポイントの獲得量によって決まるため、月末になると大会出場を目指しているプレイヤーは多くのHCポイントを得るために非常に苦しい思いをしています。
さらに、今夏に日本で行われる最も大きな大会”シーズン1地域別プレイオフ”は、1~3月のHCポイントの獲得量によって出場できるかどうかが決まる(例外有)ため、3月のランク戦の成績は非常に大切なものでした。
今回の一件について公式フォーラムでは、「レートの計算方法を公開して自分たちで管理できるようにするべきだ」、「プレイオフ出場を目指しているプレイヤーの気持ちがわからないのか」という厳しい意見も寄せられています。